2年次研修医 U
先日、田村先生が当院に寄って下さり、ブログをとのプレッシャーもあり書くことになりました。
札幌南清州病院は一般病棟もありますが、ホスピス病棟がある病院です。
まだ日本ではホスピス病棟は充実していないため、非常にめずらしい印象があります。
ここでは鎮痛のために薬の使い方も勉強しますが、一番勉強になったのは、家族のケアを行うことです。
患者さんのケアはもちろん、患者さんが亡くなった後も家族が外来に通ったり、遺族会を行ったりします。
病院として、ボランティアさんに手伝ってもらうなどしながら、患者さんと家族をトータルでケアしていく体制があります。
スタッフ一人一人が、病状は改善せず死を迎える患者さんの状態を改善するためにはどうしたらいいのかを考え、多職種で構成されたチームでカンファレンスを行い、情報を共有し全人的苦痛をとるためのケアを行います。
1年時は検査し、病気を見つけ治療を行うといった流れでした。
しかし、高齢者や治療を重ねても病状が改善せず終末期になった癌患者さんに対する抗癌剤投与の副作用と予後を考えると、治療はもう行わずにホスピスといった選択肢も治療出来ない病気があるうちは求められると思われます。
そしてそれを行うには、最初にいった本人・家族双方のケアを行う体制が必要だと感じました。
他にもいろいろ感銘を受けることはあり、残り少ない研修期間でできるだけ多くの事を学びたいと思っています。
1年次研修医の方々も慣れない毎日で大変だと思いますが、お互い頑張りましょう。
また鹿屋に帰ったらまた宜しくお願いします。では。
北海道でenjoyしてくださいね!!
返信削除6月には循環器学会の学会発表も待ってますよ。
返信削除帰ってきたらスライド作り頑張りましょう。
上乃先生
返信削除レポートありがとうございます。
本当はそちらで撮った写真もアップしたかったのですが、間に合いませんでした。
大隅鹿屋病院とは違った静かな雰囲気が印象的な環境でした。
人生の最期にどのように関わっていくのか考えることも医師の大切な仕事だと思います。
研修頑張って下さい。
お疲れ様です。
返信削除南清洲会は1ヶ月と短いですが、たくさん大切なことを学ぶことができるのですね。鹿屋に帰ってきたらいろいろと話を聞かせて下さい。