2011-01-05

言葉の力


2010年1月5日
1年次研修医 小川 絵奈

昨年12月、下唇に口内炎が1つできました。「痛いなぁ~」と思っていたら、1つが3つになって、だんだん大きくなりました。
ご飯食べても痛いわ、話していても痛いわ…。
土曜日の日当直の日、指導医の先生に処置してもらったけどなかなか良くならず、痛み止めのお薬を出してもらいました。
翌日、当直明けでへろへろになりながら薬局にお薬を取りに行きました。
薬局は忙しそうだし、迷惑かけて申し訳ないなぁと思いながら扉をノックして入ると
私を見つけた薬剤師さんが
「あ、お薬できてますよ~。ちょっと待ってて下さいね。」
とお薬を取りに行ってくださいました。
忙しいのに優しいなぁ…
お薬を持ってきて下さって、
「お待たせしました。お大事に(^-^)!」
とにこっと笑顔で渡して下さいました。
もう、口内炎の痛みも忘れるくらい癒されました。
言葉の力ってすごいですね。一瞬、口内炎治ったかと思いました(笑)
病は気から、っていうけどあながち間違いではないですね。

あの日以来、外来の最後には「お大事に」の言葉は大切にしています。
当直中のときは眠気でなかなか良い「お大事に」が言えないときもあるのがまだまだ未熟なところですが…(笑)

病気だけ治さずして人を治す!!
その近道は思いのほか簡単なところから始められるんだ!と感じました。

1 件のコメント:

  1. 内科 有留大海2011年1月6日 21:12

    病を診ずして病人を診よ、ですね。
    自分が体調が悪いと患者さんの気持ちがよく分かりますね。ちょっとした一言を大事にするのは、とてもいい心がけだと思います。僕も見習います。

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