2010-09-15

『ホスピス』『いのち』についての勉強会

2010915

教育管理部 臼井之枝

 

910日(金)に、札幌南青洲会病院 院長 四十坊克也先生にお越し頂き講演をして頂きました。

全職員『いのち』をもう一度考えてみようと、企画しました。

私も、病院に勤めて15年経ちますが一度も『いのち』について勉強会などを受けた経験がありませんでした。

四十坊院長先生は、札幌南青洲会病院で緩和ケアをされております。

研修委員長の田村先生がお知り合いという事で、四十坊院長先生にお声かけして頂き快諾してもらい、はるばる札幌から鹿児島に来ていただきました。

 

『がんの告知』『生命といのち』『ホスピスについて』をお話してくださいました。

身近な症例に基づき話をしてくださったので理解できました。

参加した病院スタッフに勉強会後のアンケートを記載して頂きましたが、とても反響が多く沢山のコメントを頂きましたのでご紹介したいと思います。

 

     自分たちが忘れかけている原点ではないかと。もっと患者様と話をして心の声を聞いて行きたいと強く思いました。胸が熱くなりました。(看護師)

     癌患者様への看護はとても難しいと思っていました。何をどう声かけしたら良いかということがいつも悩むところだった。この勉強会で傾聴するということが大切だということがよく分かった。出来るだけ傾聴できるように自分自身も努力したいと思う。

     人間らしく生きる。最後までどう生きるか、ホスピスのあり方、生きがいをいろんな方の例えを聞いて感動した。そして私も支援したいと思います。ホスピスの心はおもてなしの心と同等である。そうだなと思いました。

     近くで緩和ケアの研修が受けられてとても貴重な話がきけてよかった。

     緩和ケアには興味があり、研修には積極的に参加するのですが、はやり日々の業務におわれ患者様に十分な対応、座ること、聴くことが出来ない現状です。心のゆとりが私達にも大切なのではないかと思います。

     いのちとは、生命とは、考えさせられる講演でした。核家族化へ進む社会でホスピスの大切さを感じました。聴くことの大切さ。

     働きだして今5年目になりますが、働きだす前に志していたことを思い出しました。いつも意識しているつもりですが出来ていないことに気付きました。出来る限り親身になって患者さんに接するように努めていきたいです。

 

病院スタッフ150名の参加でしたが、3分の2以上の方々からこのようなコメントを頂きました。

接遇の勉強会は毎年行っていますが、原点に戻り、なぜ接遇が必要なのかという事も理解できた勉強会になりました。

四十坊先生ありがとうございました。

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