2010-06-11

指導なのか説教なのか

以前、木村先生が紹介してくれた「勉強会に一万円払うなら、上司と3回飲みなさい」という本を読みました。木村先生のお勧めだけあって、一読する価値のあるおもしろい本でした。 DSCF2693

その中に、会社に入ることで得られる報酬として
①お金
②縦の人間関係にもまれる経験で得られる自分の成長
③人とのご縁
④社会的信用
の4つが挙げられていました。詳細は本を読んでもらいたいのですが、今回は“③人とのご縁”について少々。

著者が言う“人とのご縁”とは

「チームとして一緒に苦しい仕事を乗り越えたという一体感、達成感や、仕事というシビアな関係によって結ばれた絆が生み出す、10年、20年経っても失われない信用関係」

と言うことのようです。以前、僕が所属した研究室の先生からも

「今井。大学で大事なのは勉強じゃないぞ。密な時間を一緒に過ごした先輩、同期、後輩が一番大事だ。いわゆる戦友ってやつだ。わかるか。」

と常々言われていました。

と言うわけで先週の東京実習では、10年近く前に連日連夜大学に泊まって一緒に研究した(かは定かではないが)戦友2人にも会ってきました。2人とも大学の後輩ですが、社会人としては大先輩です。外資系コンサルティング会社のマネージャーまで昇進しているだけあって、言うことも重みがあって的確です。

今井 「いや~。全然仕事できなくて、毎日へこんでるよ」
後輩1 「入って2ヶ月でしょ。新入社員が一番きついところだから」

今井 「もっと効率よくいろんなことやりたいんだけどな~」
後輩2 「効率って分子と分母が決まってはじめて定義できるんですよ。分母がどこまで広がるか分からないのに効率なんて決まらないでしょ」

今井 「毎日新し・・・・」
後輩1 「とにかくやるしかないでしょ。会社に何も貢献していない段階で悩んでても仕方ないでしょ」

今井 「・・・・」
後輩2 「だいたい今井さんは○○なんだから、もっと××した方が良いでしょ」

と、とても丁寧なご指導(お説教)を、夜の東京で <<いちいち腹を立てながら>> 聞いていました。  DSCF2685

驚いたのは、その二人がこのブログを読んでくれていたと言うこと。このブログを読んで社会人1年目の先輩を心配してくれるなんて、何だかんだ言っても暇なマネージャー2人組だったわけですね。

そんなこんなで学会前日の夜は更けていきました。たまには息抜きも良いものです。

入職して2ヶ月が過ぎました。僕だけじゃなく、他の4人も結構きついようです。でもこれを乗り越えて、「10年、20年経っても失われない絆」が作れるように頑張りましょう!!



4 件のコメント:

  1. 木村 圭一2010年6月11日 2:56

    早速読まれるとは素晴らしい!!
    では、回らない寿司はおごらなくていいですね。割り勘で!!
    今度東京へ息抜きしに行きましょう!

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  2. またまた~ ご冗談を。
    その本にも
    新入社員の辞書に割り勘という言葉はない
    って、書いてあったような記憶があります(なければ書き加えておきます)。

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  3. >Dr.Imai
    木村Drは何も言わなくても気持ち良く御馳走してくださるDrです。
    あまり言うと逆効果ですよ。
    今度2人で木村Drの話を聞きにいきましょう。

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  4. 今井さん、お疲れ様です。
    ほんとに、毎日毎日、自分の仕事のできなさ、覚えの悪さ、その他色々に泣きたくなりますよね…。けど、きついのは自分だけじゃないということを忘れないで、少しずつやっていきましょう。何年もさきになって、あの時はやばかったねぇ~って言えるようになりたいですね☆

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