2009-10-31

マッチング結果

2009年10月30日
マッチング結果
教育管理部 臼井之枝

昨日、10月29日14:00マッチングの結果公表でした。
医学部の6年生の皆さんはドキドキだったのではないでしょうか???

そこで、当院の29日14:00~の状況をお伝えしたいと思います。
当院の研修医は外病院で研修中のため、院内に居ません。なので、14時ごろから何度となくメールが来ました。
仕事は大丈夫なのかと心配するくらいでしたが、結果を聞いたらプッツリ連絡は来ませんでした(笑)
研修委員長の田村先生は、救急医学会での学会発表のため不在だったのでメールでお知らせしました。
すると田村先生から電話!
相当気になっていたようです。私は、先生の学会発表時間と重ならないかと気にしていたのですが・・・・
そこへ、救急部長の木村先生が部屋に来て結果確認、一緒に喜びました(*^_^*)
事務部長は教育管理部の部屋まで来て、『おめでとう』と言葉をかけてくれてくださいました。事務次長は、いつもの笑顔で『良かったね、おめでとう』と声をかけて下さいました。
長い長いOPEに入っていた院長は、夕方ようやくマッチングの結果を見ることが出来ました。(勿論、OPE室には連絡は入れました)
そんな感じでした。

そこでご報告です。
大隅鹿屋病院は6名定員で、マッチングの結果6名の学生さんがマッチしました!
初めての"フルマッチ"でした。
夢にまで見た"フルマッチ"です!!!
6名の学生さん方、本当に大隅鹿屋病院を選んでくれてありがとう!という気持ちです。
グループの研修指定病院38施設のうち7施設がフルマッチするという素晴らしい結果となりました。

今年は、当院は採用研修医が0人だったこともあり・・・・かなり気持ちは落ち込み傾向でした(・_・;)

当院にマッチした6名の学生さん方!
今は卒試の真っ最中で大変でしょうが・・・
それではまだ終わらす、2月は最大の難関の医師国家試験がありますね。
このインフルエンザが大流行の中、体調管理も難しいでしょう。
4月には明るい未来があると思い頑張ってくださいね!!!
大隅鹿屋病院は、6名の方をお待ちしています!



2009-10-29

披露宴

2009年10月29日
披露宴
元研修医 城戸淳

blog20091029002-1 平成18年から20年まで大隅鹿屋病院で初期研修しました城戸淳です。
10月24日の土曜日に福岡で結婚式を挙げることができました。
研修医時代にお世話になりました先生方にわざわざお越しいただき、深く感謝しております。(院長をはじめ、部長クラスの先生がこんなに来てくださる病院は他にはありません。)

 

 

blog20091029002-2 当日は、天気もよくナイトウェディングを行いました。鹿屋の先生方はみなさん挙式から参加していただき、祝福を頂きました。

私は、2年目の僻地医療研修で、このスーパーローテートが始まって以来初めて鹿屋から徳
之島に研修に行った研修医でした。
当時、外科のO先生が「徳之島に行けば、お嫁さんが見つかるから、ぜひ行ったほうがいいよ。」と彼女のいない私におっしゃられて、私は「そんなにいいところなら、楽しみ。O先生も徳之島で美人の奥さんと一緒になられたから、僕もすこしはそういうことあるかな」と期待したのは今でも覚えています。

 


blog20091029002-3 徳之島徳州会病院は、内科外科関係なく最初に診た患者さんはすべて自分が主治医になるシステムで、研修医でなくてもとても大変だと思いますが、鹿屋で外科、内科、救急のトレーニングを1年間みっちりと積んでいただいたおかげもあり、苦しかったですがなんとかがんばることができました。本当に無我夢中の毎日で大変でした。「ここでどうやって彼女ができるのだろうか」と思っていたのも事実です。
しかし、そこで運命の出会いとまでは思っていませんが、たった2カ月同じ場所で勤務していた縁で今の妻と知り合うことができ、結婚もでき、子供も生まれましたので、今となっては2重の感謝です。
さらに、徳之島徳州会病院で、当時総長でいらっしゃった飯田信也先生にも結婚式で祝福を頂き、3重の感謝です。はっきりいって、もう徳之島徳州会はいろいろな意味で私にとっては、人生の一部です。とても、足を向けては寝れません。
今回、井戸院長をはじめ、多くの鹿屋の先生方に来ていただいて、本当に大隅鹿屋病院でお世話になってよかったと思います。医師としての知識・技術はもちろんのこと人として大事なものをたくさん先生方には頂きました。
そして、今、私が所属しています熊本大学小児科医局においても井戸院長や飯田先生の人間性が好評で、今のいろいろな上司から何度も話題に上がり、よくどういう医者なのか質問されます。

blog20091029002-4 今回、有馬と井戸院長と私で一緒に唄を歌ったのは、いい思い出です。
今後も私に続けではないですが、大隅鹿屋病院で勤務をして、それが縁で結婚をする若い医者がどんどん出てくるくらい大隅鹿屋病院での研修生活が実り多いことを期待しています。
有馬君、次は君の番だよ。

最後に、研修医生活を陰ながら支えてくれました臼井之枝さんにもお礼を言いたいと思います。どうもありがとう、そしてこれからもよき相談役としてお付き合いのほどよろしくおねがいします。 城戸 淳



評価表

2009年10月27日
評価表
教育管理部 臼井之枝

blog20091029-1 『評価表』というと、研修医には耳が痛い言葉かもしれません。
医療センターで研修中の江口先生は、いよいよ今週で外病院の研修が終了です。
そうなると、絶対にやらなければいけない事があります。
研修医手帳の自己評価表です。
自己評価後、指導医に提出し研修科の評価をしてもらいます!

 

 

 

 

 

それだけではありません。

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指導医⇒研修医評価 研修医⇒指導医評価 看護師⇒研修医評価

blog20091029-5 それぞれが評価をします。
研修医だけ評価されるのでは無く、指導医もきちんと指導出来たかも研修医から評価を受けます。
『評価』というと、遠慮しがちになるかなと心配でしたが、遠慮は無く、しっかりと評価してありました。
それが良かったのか、指導体制も看護師さんの協力も年々良くなってきています。
今年からは、コメディカルの方々にも評価を頂くことになりました。

 

 

 

 

blog20091029-6 後は、施設の評価や、右に掲載している症例記録も記載するようになっています。
症例記録は、手術・麻酔・お産・在宅などの経験した症例をきちんと記録します。
研修医は、書くものがとても沢山ありますね・・・・
過去には、とても文句を言われた事もあります。
私や、大隅鹿屋病院が『書け!』と言っていると思い、『他の病院では絶対にこんな事やっていない』と言われた時もありました。
しかし、今は随分と評価表も定着して、指導医は勿論、
看護師さん方も進んで評価表を書いてくれます。
最後にコメントを書く欄がありますが、そのコメントが一番研修医にとって心に響くのではないでしょうか?
指導医評価の欄にもあるので、研修医からの評価も指導医にしっかり届いています。

まだまだあります。
プログラム責任者の評価です。
研修医⇒プログラム責任者 プログラム責任者⇒指導医 プログラム責任者⇒プログラム

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blog20091029-10 こんなにも評価表があります。
プログラム責任者は、研修の全てを把握しておかなけれ
ばいけないので・・・こんなに書類があるのです(#^.^#)
きちんと全ての評価表やレポートは、研修医ごとに大切に管理しています。

医師を育てるという事は、本当に大変なんだなと思います。
江口先生、有留先生、今週で小児科・産婦人科の研修がそれぞれ修了します。
きちんと評価表書いてくださいね。
提出、楽しみに待っています。



2009-10-26

城戸君結婚式

2009年10月26日
城戸君結婚式
救急部長 木村圭一

10月24日に福岡市内で当院の卒業生である城戸淳先生の結婚式がありました。

いつの間にか成長し、背が伸びた城戸君、バーテンダーになった城戸君、色々な城戸君が見られました。

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お子様は「城戸皇輝(きどこうき)」君です。当院の院長は井戸弘毅(いどこうき)なので、院長の名前をとったに違いありません。素晴らしい弟子ですね!

blog20091026-3 鹿屋からは約10名の医師が参加しました。鹿屋市内でも結婚式があったようで、留守を守って下さった皆さんありがとうございました!

最後は有馬先生と有留先生、江口先生、最後には院長まで乱入しての熱唱がありました。

帰りには、酔ってしまったのか??井戸院長と田村先生は、預けた荷物を忘れて帰りそうになりました。

 

 

 

 

blog20091026-4 帰りは台風の影響で飛行機が大幅に遅れてしまい、映画を予約していた田村先生と当直だった私は飛行機をキャンセルしてリレーつばめで帰りました。

院長はこの週末連休(月曜日が祭日)だと思っていたようで、、、、飛行機が飛ばなくても安心でしたね。

城戸先生お幸せに!!そして偉くなって当院に小児科を作りに来て下さい!!



2009-10-22

インフルエンザ予防接種

2009年10月21日
インフルエンザ予防接種
教育管理部 臼井之枝

今日から職員のインフルエンザの予防接種が始まりました。

blog20091021-1 14時から開始でしたが、14時前から受付に沢山の職員が来てバタバタと始まりました。
医事課の方々も、職員が次から次へと受付をして全員で対応していました。
季節性インフルエンザと新型インフルエンザの両方に対応していたので、かなりのバタバタになったようでした。
新型インフルエンザは、数があるため優先的に受付や医師、看護師さん方が受けていました。

 

blog20091021-2 事務の私たちは、季節性インフルエンザを注射しました!
毎年"痛い!"というイメージがありますが・・・・
今年は、全然痛くありませんでした。
年をとって痛みに鈍感になったのかな??

医師は、救急部長の木村先生と訪問看護の藤井先生が担当されていました。

 


blog20091021-3 しかし、切れ目なくインフルエンザ予防接種に来る職員の方々で先生方も大忙しの様子でした。
毎年こんな感じだったかな?と思うくらい、大盛況でした。
やはり今年は新型インフルエンザが流行しているからみんな敏感になっているのでしょうか?

今年1月に感染委員会でインフルエンザの勉強会が行われましたが、また是非、勉強会開催をお願いしたいなと思います。
きっと忘れてそう・・・



2009-10-19

学生説明会

2009年10月19日
学生説明会
教育管理部 臼井之枝

10月17日は、鹿児島大学医学部の学生さんを対象に、鹿児島県主催で研修説明会が行われました。
『オール鹿児島』ということで、鹿児島県の研修指定病院14病院が参加しての説明会です。
それに、救急部長の木村先生と総務課の渡邊さんと3人で参加してきました。
なんと、準備をしながら、鹿児島大学医学部出身の堤先生!!!!って思い出し・・・・
内科の堤先生を忘れてしまうなんて(^_^;)
なんで声を掛けなかったんだろうと、後悔、後悔、後悔・・・・
と思っていたら、木村先生からも言われてしまいました。

blog20091019-1 最初は、各病院のプレゼンテーションでした。
基本的には研修医の先生方が発表という事でしたので、大半の病院は研修医の先生方がプレゼンをされていました。
どの病院も、とても充実した研修が送れているようで私たちも楽しくプレゼンを聞くことができました。
もちろん、たくさんの鹿児島大学医学部の学生さん達も来てくれていました。
大隅鹿屋病院は、救急部長の木村先生がプレゼンしてくれました!
6分の持ち時間で発表でしたので、ムービーメーカーを作成して病院の研修の様子などをお話してくれました。
他の病院は、外注で素晴らしいDVDを作成して学生さんに見せていましたが、鹿屋は手作りをアピール???しました(笑)
とても分かりやすく木村先生がお話して下さったので、学生さんもきっとそれが伝わったと思います。

blog20091019-2 後は、各病院、ブースに分かれて個別に学生さんとお話をするスタイルでした。
大隅鹿屋病院の周りは、人気病院ばかり・・・・
鹿児島大学付属病院、今村病院・分院、鹿児島医療センターでした。
ブースに来てくれた学生さんは少なかったですが、意義があったと思います。
大隅鹿屋病院のブースに来てくださった学生さん、ありがとうございました。

 


blog20091019-3 また、ブースでお話出来なかった学生さんももし、パンフレットを見て興味がありましたら是非、病院見学に来てくださいね!

準備から会場設営までお手伝いをして下さった、総務課の渡邊さん、本当にいつもありがとうございます。
会場設営は間に合わないかな?と思うくらい手間取りましたね(笑)
でも無事に終了することが出来て良かったです。

余談ですが、帰りは垂水フェリーで私の車のバッテリーが上がってしまい・・・(-_-;)
フェリーの方々に、車を押して頂き車のエンジンまでかけて頂きました。
恥ずかしいやら、どうしようという不安やらで心臓はバクバクしていました。
一緒にいてくれた渡邊さんや、フェリーの方々のやさしさにとても感謝した出来事でした。

大忙しの1日でした!



2009-10-17

指導医インタビュー④

2009年10月16日
指導医インタビュー④
教育管理部 臼井之枝

指導医インタビューは、救急部長 木村 圭一 先生です!
名古屋徳洲会総合病院より9月に転勤??されて来ました!
転勤と言うよりは、『お帰りなさい』が合っているかもしれませんね。
先生に質問をしてみました。
Q:大隅鹿屋病院の印象は?
blog20091017-1 みんなが色々な事に協力的だと思います。仕事が大変やりやすいですね。こちらが少しサボろうとすると、先生、それやらないのですか?と怒られますから(^_^)。必要な事をやろうとしても、手伝ってくれない病院もある中ですばらしい事だと思います。
やはり院長が良いからでしょうか(ごますりです)。

 

 

 

Q:自分たちの研修医時代と何か違いがありますか?
blog20091017-2 昔は、、、、というのはいつの時代も同じなのでしょうが、今の若い先生たちは恵まれていますよね。指導医の指導が悪い!なんて考えはありませんでした。教えてもらえないのは自分が悪い、失敗したのは自分が悪いでした。
休みなどもきちんと保証されていますが、私の時には3日に1回当直で、年中無休でオンコールでした。もちろん今の体制の方が良いですが。
逆にテキストやシミュレーター、off-the-job講習会など、指導医が何もしなくても、研修医の先生たちが自分で学べる環境もあるので、指導医の負担は減っているのかもしれませんね。

Q:大隅鹿屋病院の研修医の良いところはどこだと思いますか?
他の病院の研修医よりもかなり優秀だと思いますが、俺はできるんだ!と勘違いしていないところですね。俺はできると思った瞬間から成長が止まりますから。指導医が人間的な面まできちんと指導している(公私にわたり)からでしょうね。
後期研修に残ってくれる人が多いのもうれしい事ですね。

Q:指導医の仕事は大変ですか?
もちろん大変ですが、人を育てることは、自分が楽をできる事でもありますので、楽しいです。
また「Teaching is learning twice.」という言葉もあるように,自分の成長のためにも指導をさせて頂くという事は重要と思います。
医師は「師」と言う文字が含まれた職業ですので、人を育てる事は必須の仕事だと思います。

Q:先生の医師になってから一番の思い出はどんな事がありますか?
昔応援に行っていた病院で,自分しか外科医がいない時がありました。その時に,骨盤骨折の方が運ばれて来て、心肺停止になりました。色々処置をしたのですが、亡くなりました。蘇生処置を止める時、とても悩みました。今ここでやめたら,この人は死ぬんだ、、、と。自分が決めて良いのだろうか??と。
もし上司がいたら助かったのではないか、、、、と思いました。指導医って何でもできそうに見えるけど、自分たちと同じように怖い思いをしているんだなと思いました。
その時流行っていたのは、サザンオールスターズの「TSUNAMI」で、今でもカラオケで良く歌われますが、その頃の事を思い出します。

Q:研修医との思い出やエピソードは??
いろんな先生との出会いがありましたが、ほとんどの先生と今でも時々飲んだりできる事が幸せだなと思います。
偉くなって私を顧問として雇ってもらえたらなあと思います。皆で頑張りましょう。

質問が微妙に異なっているのはなぜでしょう??

と、問い合わせがあったので、お答えしましょう!
先生により、少しずつ質問を変えています。
大きく変わるといけないと思い、微妙に変えてみました(笑)
木村先生、お忙しい中、ご協力頂きましてありがとうございました。



2009-10-14

プレゼント

2009年10月14日
プレゼント
教育管理部 臼井之枝

10月2日に、NPO法人卒後臨床研修評価機構の機能評価を受けて結果が来ました。
http://202.133.118.29/trainee_doctor/archives/2009/10/post_234.php

blog20091014-1 自分達の自己評価より良い評価を頂けたという事で、大喜びしました。
機能評価受審にあたり、総務課の渡邊さんと西園さんがとてもとてもお手伝いしてくれました。
本当に、『ありがとう』では足りないくらいの感謝の気持ちで一杯です。

 

 

 

 

 

その二人から、思いがけないプレゼントが!!

blog20091014-2 この時計です。
すでに、教育管理部のお部屋に飾ってあります。
二人の気持ちがとても嬉しくて!!
仕事柄、孤独感を味わうことが多いですが、こんな時に回りの仲間の優しさや温かさがとても嬉しく感じます。

 

 

 

 

blog20091014-3 後、西園さんは絵が得意という事でイラストも一緒に頂きました。
イラストですが、何となく3人の特徴を捉えていて素晴らしいと思いました。
温かい気持ちがとても嬉しかったです。
『良かったね』と看護部長さんもわざわざお部屋までいらして頂き、感激しました!
最初は、もっと研修医制度を病院全体に理解してもらいたいという気持ちがありました。
しかし、最終的には自分自身がこんなに多くの人たちから支えられ研修医を育てているんだと痛感しました。
自分の仕事が第3者により評価されるという事には凄く、胃が痛くなる想いでしたが、書類の管理や評価表の管理なども一応、規程内だという事で自分の仕事にも自身が持てるようになりました。

プレゼントを頂きすぐに研修委員長の田村先生に報告しました。
田村先生は『僕にもあるかな?』と楽しみにしていました(笑)
きっと無いでしょう・・・・・

総務課の渡邊さん、西園さんありがとう!!



2009-10-13

指導医インタビュー③

2009年10月13日
指導医インタビュー③
教育管理部 臼井之枝

指導医インタビューは、内科部長 田村 幸大 先生です!
研修委員長をされている、田村先生です。

blog20091013-1 Q:大隅鹿屋病院の印象は?
日頃は「忙しい」、「大変だ~」と言っていても、いざという時は多くの職種が集まって協力してくれる病院です。何か新しい事をやる時も「前例が無いから出来ない」ではなく、「患者さんのためになるなら協力しよう」という姿勢で取り組んでくれますね。

Q:自分たちの研修医時代と何か、違いがありますか?
「教育」が特別意識されていた訳では無かったのか、特別に教育を受けた印象がありません。ぶっつけ本番で研修していた場面が多く、体系的に学べていたか疑問です。
今の研修医を見ていると、自分が研修医だった時よりも優秀だと感心します。教育が重視されるようなって来たり、様々な教育用のツールが出てきたりした事も一因だと思います。

blog20091013-2 Q:先生は、色々な病院に応援に行かれていますが、大隅鹿屋病院の研修医の良いところはどこだと思いますか?
「自分達の病院を愛している」点でしょうか。他院と比べて劣っている部分があった時に「これだからうちの病院は駄目なんだ」という考え方をするより、「自分達が良くしていこう」という姿勢を見せてくれると、こちらも研修医の思いに応えてあげたくなります。

 

 

blog20091013-3 Q:研修委員長の仕事は大変ではないですか?
私は基本的に人に教える事が好きなのだと思います。今の自分が出来上がるまでには、多くの人からたくさんの事を教えてもらってきました。その先生達は「先輩が後輩を教える事は当たり前」という姿勢で、特別にお金をもらっていた訳でもありませんでした。その当たり前の事を研修医にしているだけなので、あまり大変だと思う事はありません。
また、研修委員長は研修指定病院の数しか世の中にいません。そう考えると研修委員長を経験できるのは非常に

貴重な機会だと思います。さらに8月27日には卒後床研修評価機構の機能評価を受審しましたが、そのような機会に研修委員長で臨む事が出来ました。準備過程で大変な事もありましたが、この機会でなければ経験出来ないだろうと思った事もたくさんあり、思い出に残る経験となりました。

blog20091013-4 Q:研修医に期待する事はどんな事がありますか?(エピソードでも)
初期研修の2年間が終わってからも当院で後輩達を育ててくれたら、言う事ありません。ただ、当院で研修した後に全国各地に散っていった後輩達から「大隅鹿屋病院での研修が役立った」とか「今の病院で重要な役割を任されています」という報告を聴く事も、非常に嬉しいものです。その後輩の成長過程にほんの一部でも関われた事の喜びは経験しないとわかりません。どうか多くの経験を積んで、後輩の成長過程に関わる事が出来る喜びを感じてみて下さい。
次回は、救急部長の木村先生のインタビューです。
お楽しみに!!



2009-10-09

CTカンファレンス

2009年10月9日
CTカンファレンス
救急部長 木村圭一

徳洲会病院グループには、CTカンファレンスと言う勉強会があります。急性腹症の患者さんのCTを実際に見て、どんな状態か、診断名は何かを当てる?物です。

講師は中部徳洲会病院名誉院長の堀川義文先生です。沖縄県立中部病院の二期生でバリバリの外科医です。貴重な時間を割いて全国の徳洲会病院でカンファレンスをして下さっています。

このカンファレンスの良い点が沢山あります。今回は研修医の皆さんにとっての意義を書いてみましょう。以前書いたかどうか忘れましたが、いつも3つです!!

(1)早起きするので健康に良い(三文の得?)
(2)当院だけでは経験できない症例を沢山、それも系統的に勉強できる
(3)指導医のすごい所を知ることが出来る

(1)早起きするので健康に良い
病院は忙しい所ですので、多くの医師が集まれるのは早朝か夜です。当院はだいたい朝が多いです。よってカンファレンスは朝6時から始まります。自然に目が覚める院長は良いでしょうが、私はまだ眠いので、、、、研修医の先生達はもっと眠いでしょう。
しかし、早起きは体にきっと良い事があるでしょう!

(2)沢山、そして系統的に勉強できる
病院で働きながらの研修では、例えば虫垂炎の患者さんを10人ぐらいいっぺんに診る事は難しいです。が、こういったoff-the job trainingではそれが可能です。堀川先生の超人的な努力により、虫垂炎だけでも何百例の写真があります。
それを集中的に読影する訓練をすれば、虫垂炎の診断能力は向上します。

(3)指導のすごい所を知ることが出来る
たぶん研修医の皆さん(看護師さん達もですが)は、指導医の事をバカにする時もあると思いますが、カンファレンスでは圧倒的な正解率を出しています。研修医の先生達の正解率は5割程度だと思いますが、指導医は9割以上です!どうだすごいだろ!!とは言いませんが、すごい所を見せようと、隠れてインターネットで勉強しています(^.^)。
本当にすごい人は、すごい所をあまり見せないんだと言う事がこのカンファレンスで分かります。

また先日ある先生が、腹痛の患者さんのエコー所見を見て、アニサキスではないかと疑い、胃カメラをした所、アニサキスが胃の中にいたと言うこともありました。ちょうどCTカンファレンスで胃全体がむくんでいた場合アニサキスも疑うべきと言うのを勉強したばかりでした。

どちらにしても、堀川先生の知識、読影力は半端じゃありません。こう言ったすごい先生から直接指導を受けられると言う機会はめったにありません。この機会を自分のものにして立派な医師になって下さい!

興味のある方は、堀川先生のホームページ(http://www.qqct.jp/)を見て勉強して頂き、実際のカンファレンスに参加をお願いいたします。当院ではいつでも歓迎いたします。オプショナルカンファレンスとして、田村教授、利光准教授、奥田講師によるランニングカンファレンスもあります。

ちなみに、いつも不純だのケチ?だのと他の人が(ここ重要です)言っているので、、、、、、
当院の院長は日本超音波医学会の認定指導医であり、腹部エコーが非常に得意です。是非エコーカンファレンスを当院でやりましょう!!いずれは全国に、、、、バドガールの方を被験者にお願いして、、、、、、無理ならば院長自身が被験者に、、、、、これをイドガールと呼びます。



2009-10-08

城戸先生報告

2009年10月8日
城戸先生報告
教育管理部 臼井之枝

大隅鹿屋病院研修医2期生の城戸先生の近況報告です!
現在、熊本大学付属病院で小児科医として勤務しています。

先日、ブログのコメントを書いてくれました。
http://202.133.118.29/trainee_doctor/archives/2009/10/post_233.php
懐かしく、久しぶりに城戸先生節を聞いているような感じでした。
いまだに、私に連絡をする時は以前と変わらず、
『頼みたいことがあるんだけど』という電話ですが、元気なのが分かるので大変嬉しいです!!

blog20091008-1 すると、城戸先生から今年産まれたお子様の写真が送られてきました。
とても可愛く、日々成長しているようです。
『子育ては疲れるね』と一言書かれていました。
やっと私の苦労も分かったか!!と少し嬉しかったです(笑)

思えば、城戸先生が3年次のとき、当直の応援に来たときに『臼井さん、俺、結婚するけんね。実は、パパになるたい!』と報告があった時は、本当に驚きました。

 blog20091008-2『うそ!』と言い、すぐに同期の有馬先生に連絡しました。
有馬先生は、普段廊下を走ったことはなかったのですが、初めて??走って部屋に来て城戸先生と二人で話をしていました。

その時の子供が・・・
子供の成長は早い!
お名前は、何と当院の院長と同じ名前です。勿論、漢字は違いますが。
『城戸 皇輝(こうき)』くん、だそうです。
とても可愛いですね。
城戸パパになり、小児科医としてとてもたくましくなっている事でしょう。

 

 

 

blog20091008-3 10月末の結婚式では、ミニ同窓会が始まるのではないでしょうか?
鹿屋からも、沢山の先生方が結婚式に参加されるようです!
楽しみですね。

それまで大変でしょうが、頑張って下さいね。



CVが入れられる事は偉くありません

2009年10月7日
CVが入れられる事は偉くありません
救急部長 木村圭一

ブログをお読みの皆様に言い訳です。私は9月からまた鹿屋に戻ってきました。1年間別の所にいたのですが、、、、よろしくご指導お願いいたします。

田村教授ばかりの記事では、研修医ブログじゃなくなってしまいますので、、、僭越ながら書かせて頂きました。

研修医の先生達が集まると出てくる話題の一つに、「俺はCVが上手い!」というのがあります(クラスIIa)。臼井さんは、研修医の先生達に何度聞かされたんでしょうかね、、、、、

CVと言うのは、中心静脈ライン挿入術というのの略称です。英語でcentral veinと言うからでしょうかね、、、、昔はIVH(intravenous hyperalimentation)を入れるとか言っていたのですが,今そんな事を言うと、年寄りと言われたり、IVHと言うのは死語?であり今はTPN(total parenteral nutriton)と言うべきだとか色々非難されます(エビデンスレベル未確定)。

普通の点滴とは違って、見えない深いところにある静脈に管を入れる処置で、研修医の先生達は喜んでやってくれます。当然見えないところに管を入れるのは難しく、これが上手く入ると気分が良いです。そして、臼井さんの部屋に行き、自慢したくなる訳です。
もし看護師さんで読んでいらっしゃる方がおられたら、是非CVが入った後は、「さすが先生!!わっせ上手いですね?すご?い!!!」と言ってあげましょう。今度の出張で高級なお菓子を買ってきてくれる可能性があります(エビデンスレベル未確定)。

しかし、忘れてはいけない事があります。CVは手段であり,目的ではないと言う事です。CVを必要とする患者さんは、食べられないとか、重症であるとかです。栄養状態を改善したり、重症な状態から抜け出すために行うものです。よってCVが入る事は枝葉の事であり、それで満足してはいけないという事です。

それから、怖い物知らずという事もあります。CVは重大な合併症を起こす可能性がある危険な処置です。みるみるうちに意識がなくなって冷や汗をかいたり、動脈を穿刺してしまい,白衣が真っ赤になった事もあります。経験を重ねると、怖くて深く針を刺せず、CVが入らないという事もあります。CVが上手いという事は、怖さを知らないという事かも知れません。

当院にはCVのシミュレーターがありますが、新しい物が出ているようです。エコーガイドによる練習ができたり、深く刺しすぎると気胸になるんだそうです。是非そのシミュレーターを購入して、怖さも知っているスーパー研修医になりましょう!!(院長先生、不純だなんて言いませんから、買ってね)

ちなみに中心静脈とはどこでしょうか??江口先生レポートにしてくいやん。



2009-10-06

知っていれば一発診断~運動後急性腎不全~

2009年10月6日
知っていれば一発診断~運動後急性腎不全~
研修委員長 田村幸大

10月2日~3日は札幌東徳洲会病院に伺いました。
総合診療部の先生達と一緒に回診しています。

その中で17歳男性が腹痛で他院を受診した際に急性腎不全を指摘され紹介となった症例の相談を受けました。
病歴が不足している部分があったのですが、結局以下に示す運動後急性腎不全でした。
キーワードは「激しい運動後」「強い腰背部痛」です。
当院でも数例経験しており、決して稀な病態でも無いのでしょう。
知っていれば一発診断、知らなければ診断は難しいかもしれません。

ALPE(acute kidney injury with loin pain and patchy renal ischemia
after anaerobic exercise)
blog20091006-1 (1)運動後急性腎不全 ALPE :
短距離の全力疾走など、激しい運動の後に、強い背腰痛を伴って発症する非ミオグロビン尿性急性腎不全(運動後急性腎不全ALPE)をいう。激しい運動に誘発される急性腎不全は、登山、マラソンなど、長時間の強度の運動によるミオグロビン尿性急性腎不全が知られ、この場合は著明な横紋筋融解が認められるが、ALPEは短距離の全力疾走のような無酸素運動の後に起こり横紋筋融解は軽度。
ALPEを①短時間の激しい運動後に起った急性腎不全。②血清ミオグロビン、クレアチニンホスホキナーゼ(CPK)はそれぞれ基準値の7倍以内、9倍以内
③激しい背腰痛を伴った急性腎不全 と定義する。
平均年齢は22才、男性が93%。かぜ気味で運動前に鎮痛、解熱剤を服用していたのは31%。
症状は強い背腰痛(平均5日持続)のほか、嘔吐・嘔気が94%、微熱が78%。
腎造影の数時間~数日後に単純CTで両腎の楔形の造影剤残存が特徴的で95%。
ミオグロビン尿性急性腎不全と異なり、血清ミオグロビン、CPKの平均値は正常範囲か、2倍程の軽度上昇。多くの例で低尿酸血症があり、腎性低尿酸血症はALPEの危険因子と考えられたと報告されている。
乏尿の頻度は18%で、大半は予後良好であるが、血液透析をした症例は約20%。
再発例は19%、腎機能低下は平均14日続く。
ALPEの認識は少なく、尿路結石、急性胃腸炎などとされ診断が遅れることがある。

添付の写真は当院の症例です。ALPEに典型的な所見です。
札幌東徳洲会病院循環器科の八戸大輔先生が当院で総合内科・透析研修中に経験しました。

このような疾患は一回でも経験していると次からは早く診断がつけられるようになります。
ウイリアム オスラー先生は、
"The value of experience is not in seeing much,but in seeing wisely."
「経験の価値とは、その数が問題なのではなく、いかに賢く経験するかが大切である。」
と語られたそうです。
とかく数の多さが問われがちですが、賢く経験する事で質の高さを追求する事も大切だと感じております。



徳之島での研修

2009年10月5日
徳之島での研修
2年次研修医 有留大海

お久しぶりです。2年次研修医の有留です。
徳之島、神奈川と巡って9月に鹿屋に戻ってきました。なじみの方に会うと、何となくほっとする日々を過ごしております。今日は、少し前のことになりますが、僻地離島研修で徳之島に行ってきた時のことを少し書きたいと思います。

6月より2ヶ月間、徳之島で研修をしました。
出発する前に大隅鹿屋の方たちから、たくさんの激励の言葉をいただきました。
その中で、徳之島で研修を終えた先生たちは、みな同じことをおっしゃっていました。
きついことは多いけれど、やり切れば間違いなく自信になる。と。

初めて徳之島に降りたったとき、期待と不安の入り混じった複雑な気持ちでした。外病院での研修は初めてだったので、正直不安の方が大きかったかもしれません。
自分に言い聞かせました。この2ヶ月、1人でできるのはチャンスだ。これまでやってきたことを基本に忠実に、堅実にやろう。とか、いろいろ考えているうちに、まぁ何とかなるやろ、と開き直っていたのが僕のいいところかもしれません。

そんな開き直りとは裏腹に、初日から急変で始まり、救急はCPAで…
何ともあわただしい始まりだったのは鮮明に覚えています。
その後も、大隅鹿屋ではできない経験をいくつもさせてもらいました。

普段の仕事で一番楽しみにしていたのは、訪問診療でした。
患者さんの生活を垣間見ることができたのは、とても新鮮で貴重な経験でした。特に入院中に診ていた人が、訪問した際に自宅で元気にしているのを見ると僕も元気をもらったものです(僕はいつも当直明けが訪問でした)
島は特に医師と患者の関係が近く、たくさんの「ありがとう」をいただきました。「~してあげている」という気持ちではやっていないつもりですが、やはり患者さんの「ありがとう」は嬉しいものです。

しかし、僕が徳之島で一番忘れられない「ありがとう」は悲しい思い出です。
その「ありがとう」は若い女性が心肺蘇生にも関わらず亡くなった後に、旦那さんから言われたものでした。
心肺蘇生の最中に、旦那さんから「先生の大事な人がこうなったら先生はどうしますか?」と聞かれました。旦那さんが、僕を責めているのか、単純に迷っているのか、その時は分かりませんでした。何も言えず、心肺蘇生を続けることしかできませんでした。今聞かれても答えられないと思います。
限りなく絶望に近い状況とは分かっていても、自分の決断で愛する人が死を宣告されるんですから。

その患者さんはそのまま救急外来で亡くなりました。
死化粧をされた患者さんの前での、旦那さんとまだ小さい子どものやり取りを見て、涙をおさえることができませんでした。何て無力なんだろう…医師になり1年半、患者の死にも立ち会ってきましたが、あの日の無力感は特に忘れられません。
この家族はこれからどうやって暮らしていくんだろう?
子どもはこんなに小さくて死ぬってことも分からないだろうに、大丈夫なんだろうか?
患者さんはこの子たちと離れることになるなんて微塵も思ってなかっただろうな…
と、いろいろと思いが巡りました。きっと旦那さんは僕なんかとは比べ物にならない、想像できないほどの悲しみと、喪失感があったと思います。
でも、旦那さんは最後に「ありがとうございました」と言ってくれました。
僕は、やはり何も言えずに頭を下げることしかできませんでした。今思い返しても言葉が思いつきません。

僕たちは仕事上、多くの死に立ち会います。何となく慣れてしまう部分があるのが正直なところです。
でも、患者さんにとって死ぬのは一回。もちろん、患者さんの家族にとっても一回。
理想はみんな助かればいいけど、いつかはみな死にます。
ただ、その死が少しでも納得できるものであるように、それが医師の役目の一つかなと思います。研修期間で多くの知識を得ることができ、それもかけがえのない財産ですが、こういう「当たり前のこと」を実感できたのは今後の僕の大きな財産になると思います。

僕は何かと人に恵まれているなぁと実感することが多いのですが、徳之島でも素敵な出会いがありました。別にロマンスがあったというわけではありません(笑)同期、上級医、応援の先生、スタッフのみなさん、本当によくしていただきました。特に、札幌東から研修に来ていた同期の中西くんとは意気投合して、よく飲みに行き、いろんな店で油そーめん(いわゆるソーメンチャンプルー)を食べまくりました。初めてのサーフィンで、2人海水を飲みまくったのも、今となってはいい思い出です。
僕の徳之島研修は、いろんな人の優しさ、黒糖焼酎と油そーめん、きれいな海に支えられたと言っても過言ではないと思います。

徳之島を発つ時、やりきったという充実感とともに妙な寂しさがありました。
それは、きっと徳之島でいい研修をできたという証だと思います。
徳之島のスタッフのみなさん、2ヶ月間お世話になりました。また、お世話になる機会もあると思うのでその時はよろしくお願いします。久々に油そーめんが食べたくなったな…



機能評価の結果が出ました

2009年10月3日
機能評価の結果が出ました
研修委員長 田村幸大

8月27日にJCEP(卒後臨床研修評価機構)受審しておりましたが、10月2日に結果通知がありました。
http://202.133.118.29/trainee_doctor/archives/2009/08/post_222.php
http://202.133.118.29/trainee_doctor/archives/2009/09/post_223.php

幸い多くの方々のサポートにより、4年の認定が認められました。
内容的に良い評価が得られると4年の認定が受けられる一方で、改善を要する点が多い場合は2年の認定になります。

評価のまとめを以下に掲載させて頂きます。

「地域医療を支える良い研修医を育てようという意欲と熱意によって作成されたプログラムが提供されていました。研修医は教育熱心な指導医に恵まれ、一人ひとりが満足度の高い研修をしています。また、振り返りレポートに見られるような手作りの良さもありました。ただし、医療安全の研修に関しては、医師のリーダーシップがより一層求められます。
今後大隅半島唯一の研修管理型病院として、よりよい質の確保と高い士気とを維持しながら益々発展されることを期待しております。」

都会にある訳でもなく、研修病院としての歴史がある訳でもない当院で4年の認定が受けられるか、結果が出るまで何とも言えない気持ちでした。
病院一丸となっての取り組みがサーベイヤーの気持ちを動かし、環境も経験の浅さも克服出来たのだと思います。

ご協力頂いた皆さん、本当に本当にありがとうございました。
しっかり研修医を集め、良い医師として育ってもらう事で、お世話になった皆さんに恩返しをしたいと思います。



2009-10-01

看護学生にも講義!

2009年10月1日
看護学生にも講義!
研修委員長 田村幸大

3年前から地元の尚志館高校の看護学科専門課程の講義に伺っています。
http://www.shoshikan.ed.jp/kango.html

内容は呼吸器と腎・泌尿器です。
将来、同じ地域で働く事になる看護師の教育という事なので、自然と気合いも入ります。

blog091001-1 看護学生への講義ならそこまで難しい話をしなくて良いから簡単ではないかと思われる方もいるでしょうが、そこが実は大変なのです。
研修医に指導するのと違って、現場から離れた中での講義なので、どのようにわかりやすく話すか結構悩みます。
例えば酸塩基平衡の話をわかりやすく話をするなんて、そう簡単には出来ません。
(有馬先生や井戸先生も講義に行きたいと言っていましたが、それなりの準備が必要ですから不純な動機では務まりません)

学生さん達の反応は非常にわかりやすく、わかりやすい話をしていると一人二人しか寝ていないのが、難しい話になると一人、また一人と意識消失していきます。という訳で、いかに寝たら勿体ないと思うような講義をするかといつも色々考えていますが、難しいですね。
blog091001-2 自分の学生時代を振り返ると講義中にはよく寝ていましたから学生さんを怒る気にもなりません。
医学部時代は100人近くの学生がいるから寝ていても目立たないだろうと思っていましたが、話す方の立場になると一人でも寝ていると目につくものです。
と言っても、ここで激しく学生さんを注意していたら、「昔のお前は何なんだ?」という感じになりますから、、、
「学生さんが寝ているのは、自分の講義がわかりにくいからだ!」という思いで、頑張って講義しています。

ちなみに看護学科の美人教師達に写真撮影をお願いしたところ、快諾いただきました。

いつも講義が終わって帰る時には、学生さんと先生が見送りをしてくれます。

blog091001-3 また、尚志館高校出身のスタッフが内科急性期病棟の5東にもいます。
こちらも仕事中の永山師長と今年入職したばかりの福山さんを無理矢理つかまえて写真を撮らせてもらいました。



青木眞先生が応援してくれています!

2009年9月29日

青木眞先生が応援してくれています!
研修委員長 田村幸大
青木眞先生は私が鹿屋に赴任した6年前から年に1回ほど講演に来て頂いている感染症コンサルタントの先生です。
研修医や総合内科・感染症内科の医師の間では青木眞先生の著書はバイブルと言われています(本当にバイブルのように分厚いです)。
今年は8月に講演にお出で頂きました。
http://202.133.118.29/trainee_doctor/archives/2009/08/post_219.php#comments
その青木眞先生が御自身のブログで当院を応援していくとコメントされておられました。
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/b71c0f50fd2c38bcb945c05d825fe22b
来年度から研修医が増えることをお話ししたところ、年に2回は講演に来て頂けるそうです。
ブログの中では「講義と症例カンファ等を数回予定しています。」と書かれているので、もう少し多いかもしれません。
来年度から当院で研修する先生はラッキーです!
今年は橫浜の日野病院にいたため受講できなかった有留先生も、来年は十分に講義を受ける事が出来るはずです!
青木眞先生の期待を裏切らないよう、良い研修体制の構築に向けてこれからも努力していきたいと思います。
皆で頑張りましょう!