2009-09-01

歴史に残る大きな一歩

2009年8月28日
歴史に残る大きな一歩
研修委員長 田村幸大

8月27日は待ちに待った卒後臨床研修評価の受審日でした。

blog20090831-1 朝は書類審査から始まりました。こちらは準備していたと思っても、いざ書類の提示を求められると、すぐに見つける事が出来ないものもあり慌てました。ここは優秀な事務担当のサポートで無事終了しました。

続いて当院の研修の概要・理念のプレゼンテーションです。
担当の井戸院長は1時に覚醒して、朝まで眠れずそのまま病院に来られたそうです。徹夜の準備の甲斐あり、当院の研修の特徴が伝わる良い発表でした。

次に合同面接です。サーベイヤーと当院スタッフが向かい合って細かいポイントを次々に質問されました。
日々やっている事、今後こうしたいという思いを答えていたら、あっという間に終わってしまいました(実際は1時間位の時間でした)。

昼食を挟み昼からは病院内のラウンドです。
病歴室、図書室、安全管理部、当直室、教育管理部、検査室、医局、屋上、内科病棟、外科病棟、相談窓口、外来・ERと順番にラウンドを行い、行く先々で担当者に質問が投げかけられていました。

blog20090831-2 続いて研修医インタビューがあり、有馬先生、江口先生がインタビューを受けていました。

最後にサーベイヤーの方から講評を頂き終了となりました。

講評では「地域医療を支える良い研修医を育てようという意欲と熱意で素晴らしいプログラムが提供されている。熱心な指導医とアットホームな雰囲気がある点を研修医が評価していた。振り返りレポートは大変良い取り組みで感銘を受けた。今後研修病院として発展していく事は間違いない。ただ、医療安全に関しては、今後大隅半島唯一の研修管理型病院としてより高いレベルでの質の確保が必要。」と総括を頂きました。

今回の受審の準備過程で感じた事は、如何に病院一丸となって研修医教育に取り組んでいるか、それが永続的な研修医教育につながるようシステムが作られているかが問われているという事でした。
一人の優れた研修医、一人のスーパーマン的な指導医がいたとしてもまったく良い評価は得られない評価の仕組みになっていました。
そのような中で看護部を始め、多くのコメディカル部門が日々の研修に協力してくれました。また、今回の受審の際にも本当に多くの協力を頂きました。
採用試験受験者数の増加など大きな成果が出始めると、「これだけの成果を上げたのだから」とついつい天狗になってしまったり、裏方の苦労を忘れてしまったりします。
しかし、ここを忘れてしまっては今のような病院一丸となっての取り組みは望めなくなると思います。
本当に多くの方のご協力を頂き、心から感謝申し上げます。

個人的には準備過程から一貫して関わる事で大変な事も多かったのですが、誰もが経験できるわけではないプログラム責任者として卒後臨床研修評価に臨むという貴重な経験をさせて頂きました。私自身の成長の糧になると思います。

長いようで短い一日でした。
しかし、当院の臨床研修の歴史に残る大きな一歩でした。



2 件のコメント:

  1. 都会の研修委員長2009年9月2日 7:00

    お疲れ様でした。インドでゆっくり休んできて下さいね!!

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  2. 研修委員長 田村幸大2009年9月2日 9:33

    都会の研修委員長さん
    コメントありがとうございます。
    インドからコメントさせて頂いております。
    英気を養って、また頑張ります。
    都会の研修委員長さんも仲間に加わって、さらに当院の研修はパワーアップする事でしょう。

    返信削除

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