2009-08-05

どうやって選考するのか?

2009年8月4日
どうやって選考するのか?
研修委員長 田村幸大

当院の平成21年度の研修医募集定員は5~6名になるようです。
過去、最大の受験者数は3名でしたが、今年は10名の申し込みを頂いております。そのため、選考方法について学生さんだけでなく、職員からも確認される事が多くなってきました。また、卒後臨床研修病院機能評価においても選考の根拠を明らかにする事が求められています。
そこで、いつも面接に当たっている院長、看護部長、事務長、そして私の4名で話し合って決定した事項をお知らせします。

まず面接10点、実習中の評価20点の計30点満点で点数化します。その点数の合計点が高い順に指名するという流れになります。
つまり実習中の評価に重きを置いている訳です。実習中の評価は私だけでなく、実習生の指導をいつもお願いしている内科:劉先生、外科:奥田先生・田口先生、循環器科:辻先生、整形外科:前田先生に評価をお願いしています。またコメディカルにも評価をお願いする事があります。評価項目は実習申し込みの過程に始まり、あいさつや身だしなみ、積極性、実習態度などの社会人として当然の事が中心です。研修以前に社会人として当然の事が出来ている事を重視しています。研修医として入ってきた時に実際に指導をする指導医の先生やコメディカルが熱意を持って指導をしたいと思う事が出来るか、一緒に働きたいと思う事が出来るかを最も重視しています。
院長や研修委員長による評価だけでは、評価が偏ってしまう可能性もあります。研修委員長から気に入られたら、それだけで採用が決まってしまったり、院長から悪い印象を持たれたら、それだけで採用されなくなってしまったりという事が無いように、実習で学生さんと接した多くの人の意見を取り入れるようにしています。客観的な評価が難しくなる部分もありますし、知り合いが誰もいない遠方から実習に参加された学生さんが不利にならないように、大学の親しい後輩などの評価は遠慮して頂くようにもしています。

従って留年した事があるだけで指名の順位が下がる事はありません。学校の成績が多少悪くても指名の順位には影響ありません。もちろん、きちんと卒業して国家試験に合格して頂かなければなりませんが。

そうは言っても、肩肘張って実習に参加する必要はありません。学生さんの普段の姿を知りたいだけですし、実際に集った評価表を見ても大多数の学生さんは非常に良い評価がついていました。

医療の現場では一人でやれる事は限られています。コミュニケーションが上手くいっている医療チームと上手くいっていない医療チームを比較すると、個々人の能力が同じでも治療成績に差が生じる事も報告されています。とにかく協調性を最も重視しています。



3 件のコメント:

  1. 院長と研修委員長の文字を解読
    院長にダーツで勝つ
    辻先生より早く病院に来る
    研修担当副院長とディスカッション
    20km走ってからのタイプと一緒に走る
    ゴーケンズバーで辛いカレーを食べる
    指導医の物まね
    アークビルの制覇
    等により点数をアップさせるオプションもあると良いかも知れませんね。
    私は落とされちゃいますが(+_+)。

    返信削除
  2. 研修委員長 田村幸大2009年8月6日 8:20

    Kimさんよりも面白い替え歌をカラオケで歌う
    というのもポイント高いのでは無いでしょうか。

    返信削除
  3. 都会の研修委員長2009年8月6日 22:08

    ハンドルネームを間違えてしまいました(^.^)。
    私より面白い替え歌、、、かなり容易だと思います(^.^)。
    忘れていました!田村先生よりも高く飛び跳ねると言うのもありました。

    返信削除

コメントの記入者の欄は「名前/URL」を選択してください。


記入は名前だけでもかまいません(^_^)。